北海道札幌の薪ストーブ屋ブログ

2020.04.09その他

人との繋がりを大切に

お久しぶりです舛森です。

僕は常日頃から人との出会いや繋がりをとても大切にしております。
今まで数多くの方と出会い刺激を受け自分自身の糧としてきました。
おそらく僕は人が好きなんだと思います。その人が何を考え、
何に興味を持ち、何をしたいのか。僕はまるで自分の事のように興味があります。

お陰様で昨年も沢山の出会いがありました。
その中でも有難い事にいくつか仕事へと繋がった出会いも。今回はそんなおはなし。

昨年の夏頃、とある友人からキャンプへのお誘いがありました。
「いつもの連中でキャンプしているところを雑誌の企画としてディレクションしたいんだけど、どう?」
この時点で既にかなり面白そうな話。
更にこの話を持ちかけてきたのがメアラシケンイチ氏。僕の中の最重要人物の一人。
(株)エイプリル(april-cr.com)の代表としてデザイン業や広告業を生業とし、
更にはカレー&ごはんカフェOUCHIや山猫バルといった有名飲食店も手がける北海道で最もアツイ男。
その手腕を買われ、ハウスメーカーが手がけるThe JOHNSON STOREのプロデュース、
SUMiTASや建設会社のブランディングなど住宅・建築業界でも引っ張りだこの人物。

ファッションや車・バイクに精通し、面白いことを考えることに対しては天才的な彼の企画、
参加しない訳にはいきません。

あいにく撮影は平日でしたが、参加することが出来ました
(快く送り出してくれた社長ありがとうございます!)
参加者はいつものキャンプメンバーに加え、今回のクライアントである工務店からも三名が参加。

今年で60年を迎える札幌の工務店で道産材を使った住宅はシンプルながらも非常に存在感があり、
個人的な印象としてはお洒落で感度の高さを感じさせます。
それは我が家の近所にある35stockカフェの影響も大きかったかもしれません。

副社長やスタッフの方とは初対面でしたが、そこは同じ業界。

住宅事情から薪ストーブの話、道産材からその先にある森の話や僕が関わっている
森林ボランティアの話まで。夜深くまで揺らめく炎を眺めながら盛り上がりました。


35.jpg 35-2.jpg


こうして出来上がったのがフリーペーパーがの「35マガジン」です。
現在札幌を初め道内各所や本州でも無料配布されているので、
既に手に取られた方もいらっしゃるかと思います。

まるで雑誌かと思うような高クオリティ、流石は安定のメアラシプロデュース
(余談ですがエイプリルさんはメアラシくんもさることながらスタッフの方々が超優秀!)
とにかく北海道が大好き、北海道を愛する多くの方々が登場する本誌の一番最初に
先述のキャンプの模様が掲載されております。
恥ずかしながら僕もチラリと登場。勿論弊社でも配布しておりますので是非。

元々仕事に繋がるなんて思ってもいなかったこの企画
(単にキャンプに行きたかっただけなのはここだけの秘密)。
その後急展開を迎えます。

 「これから弊社のショールームを改装するのですが、そこに薪ストーブを設置したい」

雪がちらつき始めこれから訪れる冬に毎年感じる期待と陰鬱さを抱いていた
昨年の晩秋に副社長からこう告げられました。
それからすぐに打ち合わせ。設置するストーブが決まってからはスピード勝負。
昨年末に煙突工事を、明けて今年の初めストーブ設置と、とにかくあっという間に話が進みました。


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あの夏のキャンプ、焚き火の前で色んな話をし、酒を酌み交わし、
35マガジンの影のスタッフとして関わらせて頂いたおかげで
こうして一つの仕事を取りまとめることが出来ました。

これこそ僕が常々思い描いている理想の仕事の在り方です。

ビジネスライクに繋がっていくのを決して否定するわけじゃありません。
ただ、仕事を抜きにして音楽や自転車、アウトドアといった共通の趣味で繋がり
それが結果仕事として結実する。
僕が本ブログでストーブ以外の事を少しでも多く取り上げているのは
こうした理由からに他なりません。

薪ストーブという、現代においては決して一般的とはいえない(他の暖房機器と比べて)
商品を扱う以上、ストーブだけでなくお客様の周辺にあるバックグラウンドや無数の繋がりを
自らの感覚を頼りに辿りながらこれからも素敵な出会いを探していく。
これが僕の導き出した最良の営業方法だと信じています。

 

次に繋がるのはあなたかも知れません。