北海道札幌の薪ストーブ屋ブログ

テントサウナ+川ドボン=最高!

スタッフの舛森です。

さて今回もテントサウナ、モビバです。

サウナと必ずセットのものといえば水風呂。
この水風呂が非常に重要でこれがないと所謂「整う」状態になりませんよね。

ここ北海道にもようやく夏が到来!
このタイミングでテントサウナを楽しまないでいつ楽しむの!
というわけで念願の水辺でのテントサウナを体験して参りました。

まずはフィールドテストの場所は様々なフィールドを遊び尽くしているアウトドアの達人、
御馴染みサムズバイク(www.samsbike.jpのブログにもアップされています)のサライ店長のお気に入りの野営ポイントに決定。
更に折角なら一泊してテントサウナ+焚き火+野営キャンプというのはどうだろうと提案に、

ちょっと!それ最高じゃないですか!

ただしそこは車では行けない場所、当然自転車で行くことに。
しかしそれもまた我々にとっては楽しみのひとつ。
かくしてサイクリング+テントサウナ+焚き火+キャンプという
これ以上ない最高の組み合わせ企画の誕生となりました。

普段はバイクパッキングスタイルで自転車キャンプを楽しんでいる我々ですが、
問題はテントサウナの運搬方法。さすがに背負っての運搬はちょっと厳しいなと。

そこでサライさんに薦めてもらったのがバーレー社のフラットベッドという商品。
いわゆる牽引式の運搬車ですが、自転車側に専用の接続金具を装着すれば
あとは簡単にジョイントして牽引できる優れものです。

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連結部分はピン一本なので簡単に着脱出来、切り離せばキャリーとしても使えます。
積載量も45kgなので様々なものを運ぶことが可能。ちなみにモビバは約13kgなので楽勝です。
それから燃料となる薪の確保。これはテントサウナの取扱いを開始した当初から懸念していた問題点。

「バックパックサウナ」というキャッチフレーズの通り、
モビバ最大の利点はサウナを楽しみたいフィールドに設置出来るという点です。
その際一緒に薪を持っていくということになれば途端にハードルが高くなってしまいます。

「現地で調達しよう」

これが我々の出した答えでした。
今回選んだフィールドはここ数年、度重なる豪雨や台風によってかなりの流木が堆積しているので
それを薪として利用しようという計画です。

ただし実際に現地に行ってみないと使える薪があるかは分かりませんでしたが。

テスト当日、この日の予想最高気温は28℃。まずまずのサウナ日和です。
残念ながら快晴とはなりませんでしたが、雨予報は外れ曇り空の隙間からたまに太陽が顔を覗かせます。

メンバーは私とサライさん、自転車キャンプ仲間のNさんの3名。
自転車やバーレーに道具を積み込みいざ出発です!

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目的地までは比較的整備が行き届いた未舗装路をひた走ります。

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途中豪雨被害によって様変わりした風景を眺めながら
ここ数年北海道を襲った豪雨や台風、地震の話などをしました。

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自然のフィールドを遊び場とする我々にとってこうした自然の脅威と対峙すると様々な想いが湧き上がります。
都会の中で生活しているととかく忘れがちになりますが、我々人間もやはり自然の一部。
自然災害によって深くダメージを負いながらもそこから新たな生命が誕生し
力強く息づく自然を目の前にするとつくづく我々人間はなんてちっぽけな存在なんだろうと感じます。

自転車を走らせてほどなく、開けた場所が見えてきました。いよいよ目的地の野営場に到着です。

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札幌市内からわずか1時間足らずの場所ですが非常に野性味溢れるフィールドです。
当然携帯の電波は圏外です。早速大きなミヤマクワガタが出迎えてくれました。

到着早々それぞれテントの設営。
普段からキャンプ慣れしたメンバーですのであっという間に各々完了、
サライさんはすでに焚き火を始めています。さすが達人です。

僕とNさんはテントサウナの設営。

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Nさんは前回のOTO TO TABIでも設営・運営ボランティアスタッフとして手伝ってくれたのでモビバの設営はお手の物。
慣れれば二人いれば数分で組み立てが完了します。これは手軽にテントサウナを楽しむ上で大変重要なポイントだと思います。

設営が完了したモビバを川からパチリ。最高のロケーションです!

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心配していた薪ですが、予想以上に流木がありテントサウナ用と
焚き火用に十分な乾燥した薪の確保が出来てまずは一安心です。
モビバに使用する薪は持参した手鋸や斧で短く切断。

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それからサウナに必要なのはもう一つ、水です。
これは目の前を流れる清流を利用します。

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これも水辺でテントサウナを利用する際の大きな利点ですね。意外と水使いますので。
拾った流木と薪ストーブ用の着火材をストーブ内にセットし着火。
すると勢い良く燃えていきます。

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モビバのもう一つのセールスポイント、それがこの燃焼の早さ。
とにかく一度着火するとあっという間に燃えていきます。と同時に欠点となるのが火持ちの悪さ。
これは鉄板ストーブの宿命なので仕方がないですが、普段から火や薪の扱いに慣れている方で
あればさほど気にならないかなと個人的には思います。要は焚き続ければ良いだけなので。

実はそのデメリットよりも【火持ちが悪い=ストーブがすぐ冷める】ので
終了のタイミングを計りやすい、というメリットの方が絶対大きい。

これはデイキャンプなどでテントサウナを楽しむ上で非常に重要なポイントとなります。
たとえ燃焼室内に熾火が残っていても取り出してしまえば
あっという間に本体は冷えますので撤収も楽々というわけです
(取り出し用のスコップと火消し壷は必須です)。

着火からほどなくしてタンク上部の水が沸騰し蒸気を噴出。テント内は即サウナ状態に。
前回の雪上サウナよりも明らかに温まり方のスピードが早いです。
これはモビバのテントがシングルウォールであるため良くも悪くも外気の温度に左右される為でしょう。
モビバには透明なビニールの窓が付いているため外を流れる川を眺めながらのサウナは本当に最高です!

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まずは全員でサウナを満喫!思いっきり汗をかいて限界まで我慢!そしてあとは目の前の川へドボン!
コレ、想像していたよりもはるかに気持ち良かったです!!!

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川から上がりしばらくぼーっとします。それから再びサウナへ。
繰り返すこと数セット、段々と整ってきました。

水辺のない場所でのテントサウナは魅力が半減する、
そう言っても過言ではないくらいサウナ+川ドボンの組み合わせは最高でした。
これは一人でも多くの方に是非体験してもらいたい!

その後も各々テントサウナを満喫したり川チェアしたり自転車で川を走ったり。
ゆったりした時間が流れていきます。まさに至福の時。

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すっかり日も暮れたタイミングとともにテントサウナは終了。
焚き火を囲みながらみんなでディナー。
僕のメニューはサバとミックスビーンズのチリトマト煮。

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僕の定番のキャンプ飯。特別凝った料理は作りませんが自然の中で食べるご飯のなんと美味しい事か。
これこそ最高の調味料です。そして焚き火は本当に楽しい!何時間でも見ていられます。

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明けて翌日は残念ながら雨のため早朝サウナは断念。
早々に撤収し解散となりました。勿論焚き火の後始末は念入りに。

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そうそう、撤収の際にもう一つセールスポイントを思い出しました。

テントを収納する際、収納袋が小さくて綺麗に畳まないときちんと収まらないことがありますよね?
モビバのバックパックタイプの収納袋は比較的余裕があるため適当に畳んでも楽々収納出来ちゃいます。
どのみち帰宅してからもう一度取り出して洗わなければいけないので
そのあとゆっくり綺麗に畳んでしまえばOK。こういうザックリした作り、大好きです。

天候にはイマイチ恵まれませんでしたが
念願の水辺でのテントサウナ・フィールドテストは大大大満足の結果となりました!

今回も色々と協力して頂いたサライさん、Nさんお疲れ様でした。
お二人のおかげで最高のフィールドテストとなりました。

モビバのご購入を検討されている方は是非ご連絡下さい!お待ちしております!