煙突設置のあれこれ その2
薪ストーブの煙突の抜き方には、
屋根抜きという選択肢もあります。
リフォームの場合は、板金の貼り換え、
大工工事が必要となり壁出しよりもその分費用が掛かります。
但し、壁際では無理、
部屋の真ん中の設置を希望という場合には屋根を抜くことが必要となります。
煙突設置に関しては、図面をご用意いただいたり
現地に伺うことで判断、ご提案させていただきます。
屋根抜きの場合は、断熱二重煙突を貫通させるための
チムニーボックスを建築工事で製作してもらいます。
ボックス内部にはケイカル版などを貼ります。
無落雪でも、三角屋根でも必要な高さのボックスは必要となります。
三角屋根の場合には雪に押されて倒れないためにも、
併せて雪割の製作が欠かせません。
ボックスが出来上がると、それに合わせたカバーを製作します。
角トップの場合は
丸トップの場合は
角トップと丸トップでの施工の違いですが、お解りになるでしょうか。
どちらも選ぶことができる場合は、
予算の問題もあるかもしれませんが、
最終的にはボックスの強度によるものです。
せっかく、雪から煙突の倒壊を守るために制作したボックスが、
高くなることで雪に押されることで倒れてしまう可能性があるからなんです。
室内については、天井に勾配がある場合、水平な場合と様々ですが、
それに合わせて化粧板などをご用意させていただきますのでご心配はありません。
勾配がある場合は
水平な場合は
の様な施工となります。
いずれにしても、煙突がきちんと施工されていなければ
薪ストーブはきちんと燃えてはくれません。納得いくまでご相談ください。
*こんなことがありました。
"どう考えても煙突を抜ける場所がないんだよなぁ"
来社いただいた際に薪ストーブの説明に合わせ、
煙突のいろいろな取り付けさせていただいたお話をさせていただきました。
自宅に戻られて間もなく、"煙突を抜く場所が見つかりましたぁ"とのご連絡をいただき、
後日伺わせていただき、無事取り付けさせていただきました。
お客様も" 悩んでいてもわからない。見ていただけるんですよね"
既存宅に設置ご希望の際は、プランニング等承りますので、お気軽にお申し付けください。
お手伝いさせていただきますので、
憧れから、薪ストーブのある生活へ、
1歩踏み出してみてはいかがでしょうか。